早い子は6~7ヶ月あたりからつかまり立ちを初め、8ヶ月頃には1人で立てるようになりますが、一般的には8~10ヶ月頃につかまり立ち、1歳前後で歩き始めます。
早めにつかまり立ちができるようになる子でも、歩き始める時期は1歳前後が多いです。
早いうちにつかまり立ちができるようになっても、まだ足腰の成長は完全ではないので不安定な状態です。
一方、10ヶ月頃につかまり立ちをするようになった子は、ほどなくして歩けるようになったということが多々あります。
好奇心旺盛で「やってみよう」と思う子は不安定でも早く立ち始めますが、お座りが好きな子、体を動かすよりも細かく指先を使って遊ぶのが好きな子、おしゃべりが好きな子などはつかまり立ちができるほど体が発達していても、なかなか行わない場合も多々あります。
子供の性格は千差万別なため、つかまり立ちをなかなかしない=発達に問題がある、ということではありません。
つかまり立ちが好きな子はずっと何かにつかまって立ちます。ただ、7~8ヶ月の赤ちゃんはまだ足腰が不安定なため、ちょっとした拍子に転倒してしまいます。
この時期の赤ちゃんはまだまだ頭が重い状態です。そのため、転倒するときはまず頭から地面にあたってしまうことが多いので注意が必要です。
角のある家具はガードする、フローリングの場合はジョイントマットなどで保護する、また軽いテーブルなど赤ちゃんが体重をかけることで不安定になる物は置かない、といった注意が必要です。また、見逃しがちなのが扉や引き出しのある家具です。サイドボードやテレビ台など、赤ちゃんでも届く位置に扉や引き出しがあると赤ちゃんは多くの場合開いたり引き出します。
そして、開いた瞬間驚いて、高い確率で転倒しますので扉や引き出しが開かないようストッパーをつけることが好ましいです。
このように、赤ちゃんの成長に個人差はつきものですが、立つこともまた然りで、その時期には個人差が非常に大きいものです。
なかなかできないとお母さんは焦ってしまいますが、体が発達していない状態で無理やり立たせると足腰に負担がかかり今後の成長にも良くないので、無理やりさせることはやめてあげてください。